スカラップ移動ポケットの作り方(2段ポケット、まち付き)
今回はスカラップ移動ポケットの作り方をご紹介します。2段ポケットなので、マスクとハンカチを分けて入れられるのがうれしいポイント。マチ付きなので、厚手のタオルハンカチも出し入れしやすいですよ。クリップを外せばポーチとしても使えます。スカラップは少し手間がかかりますが、可愛く仕上がるのでぜひ作ってみてください。

準備するもの

- 生地1 16×17cm
- 生地2 76×17cm
- 移動ポケット用クリップ
- マジックテープ 2.5cm幅 4cm
- 布用接着剤(スティックタイプがおすすめ)
- 厚紙
- チャコペン(フリクションでもOK)
- まち針(クリップでもOK)
- アイロン、ミシン、ハサミ、糸
今回使った素材
[product:4500] [product:4520] [product:2001] [product:smart-clip]スカラップ移動ポケットを作ってみよう
スカラップ移動ポケットを作るには大きく分けて6つの工程があります。
- 生地を裁断する
- 印をつける
- ヒモを作る
- 折りたたんで縫う
- 表に返す
- マチをつける
ポイントは印をしっかりつけることと、スカラップはゆっくり縫うことです。ではこの6つの工程についてゆっくり見ていきましょう。
1. 生地を裁断しよう

上の写真を参考に生地を裁断します。生地に直接線を引いてもいいですが、方眼紙などで型紙を作っておくと便利です。まっすぐ線を引けますし、同じものを作るときにまた線を引く必要がありません。
縫う前の準備として、生地の表裏がわかりづらい場合はマスキングテープを裏側に貼って目印をつけておくと間違えずに縫えます。
2. 印をつけよう

本体生地の表側に、ヒモ付け位置(黒線)・折り線位置(青線)を印つけします。両端につけておくとまっすぐ折りたためます。生地を半分に折り中心線をつけ、マジックテープ付け位置(赤線)にも印をつけます。
しっかり印をつけておくと、後から折りたたむとき測らずに済むのでラクですよ。
スカラップを描く

スカラップの4つ山・3つ山、お好みで選んでください。上の写真を参考に、厚紙にコンパスを使って半円を描き、スカラップ型紙を作ります。

両端1cm・下端0.5cmあけてスカラップの厚紙を置き、フタ生地の裏にスカラップを描きます。縫うときのガイドとして、スカラップの頂点となる部分(4つ山の場合:0.5cmの縫い代から1.5cmのところ)に横線で印をつけておきましょう。

頂点の交わった部分より、少し下に印をつけるのがポイントです。
マジックテープをつける

先ほど印をつけておいた端から17cmのところにマジックテープのメス(ふわふわしているループ面)、反対の端から2.5cmのところにオス(ザラザラしているフック面)をつけます。布用接着剤で仮止めしておくと縫いズレ防止になります。

マジックテープの周りを縫います。ミシンの縫い始めとおわりは必ず返し縫いをしましょう。(アイロンで接着できるタイプでも、縫っておくと安心です。)
フタと本体をつなげる

フタ生地と本体生地を中表にして端(フタの上側と本体のマジックテープが遠い側)を合わせます。
中表(なかおもて)とは:2枚の生地の表と表を内側にして合わせることです。

縫い代1cmで縫い、つなぎ合わせます。
縫い代1cmを縫うとは:布端から1cmのところを縫うことです。ミシンのガイド線1cmに合わせて縫いましょう。ガイド線がない場合は、針から1cmのところにマスキングテープを貼っておくと便利です。

縫い代はアイロンで左右に割っておきます。
3. ヒモを作ってつけよう

ヒモ生地の中心線で折り合わせるようにして、アイロンをかけます。さらに半分に折り、ヒモの端を縫います。
細いヒモを縫うときのポイント

少し手前から縫い始め、返し縫いで生地端まで縫います。細いので慎重に縫っていきましょう。生地端から縫い始めると端がぐちゃっとなったり、うまく進めないことがあるので、この方法を試してみてください。

本体生地のヒモ付け位置(生地の境目から1cmのところ)に、ヒモをクリップで留めます。

両端から2.5cm、さらに3.5cm(赤点線)の位置にチャコペンで印をつけ縫います。クリップをつける部分は力がかかりやすいので3〜4回返し縫いすると安心です。
4. 折りたたんで縫おう

先につけておいた折り線位置で折りたたんでいきます。1から順番に蛇腹折りするイメージです。では順に折っていきましょう。

アイロンをかけながら折っていきましょう。1・2を折ると後ろポケットができます。

3・4を折ると前ポケットができ、2段ポケットの形になりました。

5を折り、最終的に生地端がそろっていればOKです。底部分はこのようになっています。

底以外のまわりを縫い代1cm・スカラップ部分は線の上を縫います。フタ部分に返し口を5〜6cmあけておきます。
スカラップを縫う

スカラップを縫うときは縫い目の長さを短く設定します(今回は縫い目の長さ1.2に設定)。スカラップ線の上をゆっくり縫っていきましょう。
スカラップをきれいに縫うポイント

印をつけておいたスカラップの頂点で一針横に縫うことで、表に返したときにツレにくくなります。とにかくゆっくり正確に線の上を縫っていくことが大切です。そうすればきれいなスカラップの形になりますよ。

余分な縫い代を切り取り、切り込みを入れます。特にスカラップの頂点部分は縫い目のギリギリまで切り込みを入れましょう。縫い目を切らないように注意してください。

縫い代を割ります。返し口部分はしっかり折り目をつけておくと、返し口を閉じるときにきれいにできます。
5. 表に返そう
スカラップをきれいに仕上げるポイント

返し口から表にかえします。スカラップ部分は指やヘラを使ってしっかり形を出しましょう。

アイロンで形を整えます。

フタ生地の端から2〜3mmのところを縫います。返し口も一緒に縫えば、コの字とじする必要もありません。マチを付けない場合はこれで完成です。
6. マチをつけよう

後ろポケットの内側から裏に返します。

内側に前ポケットがくるような状態です。

角が三角になるようにクリップで留め、縫い目に対して垂直に3cmになるところにチャコペンで線を引きます。線の上を縫います。

2カ所とも同様にマチを作ります。

表に返します。これでマチができました。

クリップをヒモに付けたら完成です。

マチがついているので厚めのタオルハンカチでも楽に入ります。2段ポケットで、マスクやポケットティッシュがぴったり入るサイズです。
1枚布で作る場合

生地を86cm×17cmで裁断すれば、フタ生地をつなげる必要がなく1枚布で作れます。
ステンシルインクでワンポイント

ワンポイント入れるだけで、オリジナルの移動ポケットになります。シンプルな生地だからこそ、ワンポイントやリボンなどの飾りが映えますね。
ステンシルインクの使い方

失敗を防ぐため、チャコペンで下絵を描いておきましょう。(チャコペンと絵具の色によっては下絵が見えてしまうことがあるので、ハギレで試し書きするのがおすすめです。)

チューブを押して、ノズルから直接生地に描くことができます。絵を描くのが苦手な方でも、ステンシルシートを使えば好きな柄を描けますよ。

リッチゴールドは描いた直後は白っぽくなりますが、乾くとグリッターがキラキラしてとてもきれいです。ブラックはグリッターが控えめで男の子グッズにもぴったり。

塗りつぶしはもちろん、膨らみのあるライン(線画)も描けます。乾けば洗濯可能なのもうれしいポイントです。触るとぷっくりしていて、シンプルな線画でもとても可愛くなります。
ティッシュ入れ付き移動ポケットをスカラップに変更

スカラップの型紙を利用して、ポケットティッシュ入れ付き移動ポケットのフタをスカラップに変更することもできます。

※フタの形をスカラップに変更する場合、マジックテープの付け位置も変更してください。
2段ポケットの移動ポケットでフタの形をシンプルな形(四角や丸みのある形)に変更することもできるので、お好みでアレンジしてみてください。
