ツイル生地とは?特徴・種類と服やバッグに合う選び方
ツイル生地とは、表面に斜めの線が見える「綾織り」の生地です。コットンツイルは綿を使ったツイルのことで、パンツやスカート、バッグなどに使われます。
ツイルという名前だけでは、厚みや伸びやすさまでは分かりません。作りたいものに合わせて、素材・厚み・ハリを確認すると選びやすくなります。この記事では、織り目の写真とコットンツイルの作品例を交えて紹介します。
ツイル生地とは?斜めの織り目が目印
タテ糸とヨコ糸の交わる位置を少しずつずらすと、生地の表面に斜めの線が現れます。この線を「綾目」と呼びます。

「コットン」は素材、「ツイル」は織り方を表す言葉です。綿100%のツイルもあれば、ポリエステルなどを合わせたツイルもあります。チノやデニムも、綾織りで作られる生地の仲間です。
作るものに合わせたツイル生地の選び方
パンツ・スカートには、厚みとハリを確認
体のラインを拾いにくい服にしたいときは、薄すぎず、ほどよいハリのある生地を選びます。生地を重ねるポケットやウエスト部分は厚くなるので、お使いのミシンで縫える厚みかも確認してください。
生地のマルイシのオリジナルコットンツイルは、綿100%・110cm幅・厚み0.40mm。パンツ用の定番として、しなやかさとほどよいハリを求める方におすすめしています。
ワンピース・サロペットには、重さと広がり方を確認
使う生地の量が多い服は、厚みだけでなく重さも着心地に関わります。ギャザーを寄せる形では、ハリの強い生地ほどふくらみが出やすいため、作品写真でシルエットを見比べてみてください。
バッグ・小物には、仕上げたい形に合う硬さを
やわらかな袋物にするか、形を保つバッグにするかで必要なハリは変わります。ツイルだけで形が保てるとは限らないため、表地と裏地の組み合わせや接着芯も含めて選んでください。
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ツイル生地の特徴と、選ぶときの注意点
しなやかさと光沢は、糸や仕上げでも変わる
ツイルは、厚みを持たせながらもしなやかに仕上げやすい織り方です。ただし、同じツイルでも、糸の太さ・織りの密度・加工によって、やわらかさやハリは変わります。


写真のコットンツイルには控えめな光沢があります。ツイルならどれも同じ光沢になるわけではないので、商品ごとの接写やサンプルで確かめてみてください。
シワのつきやすさは素材・加工も確認
ツイルという織り方だけで、シワのつきやすさは決まりません。綿100%のものと綿ポリのものでは扱いが異なり、加工によっても変わります。洗濯後のアイロンを減らしたい方は、商品ごとのシワへの強さを確認してください。
当店のオリジナルコットンツイルは、シワへの強さが5段階中3です。シワを抑えることを優先するなら、シワに強い生地も見比べてみてください。
伸びる生地が必要なら、ストレッチの表示を確認
ツイルのしなやかさと、着たときに伸びる性質は別です。ポリエステルが入っているだけでも、伸縮性があるとは限りません。細身のパンツなど伸びる生地を前提とする型紙には、ストレッチの有無と伸びる方向を確認して選びます。
丈夫さや水通しも、商品ごとに確認
ツイルには厚手のパンツ向けから薄手の服地まであり、摩擦への強さも一律ではありません。バッグの底など負荷がかかる部分には、厚みや密度、補強の必要性を確認しましょう。
水通しの要否も素材や加工によって変わります。当店のオリジナルコットンツイルは水通し不要として販売していますが、ほかのツイル生地にも当てはまるわけではありません。購入する商品の案内に従ってください。
コットンツイルで作った作品例
ここからは、オリジナルコットンツイルを使った作品です。服のシルエットや、バッグに使ったときの表情をご覧ください。
パンツ


サロペット

バッグ

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ツイル(綾織)の種類
ツイルには規格によって呼び方が変わります。
チノ
チノパンに使用されるツイルで10~20番手の2\1や3\1で織ったものが多い。チノ生地は汎用性も高く、いろんな規格で作られるので一概にチノといえばコレ!とは説明しにくい。当店のオリジナルコットンツイルは20番単糸の3\1のツイル生地です。

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バーバリー
30番くらいの糸で織った2\1のツイル生地。バーバリーのコートに使われていることから。
ウェポン
30~40番手の双糸を3/1で織ったツイル生地。双糸で織る所がポイントのウエポン。チノ生地ほどのバリエーションが無く、ウェポンというとだいたいこんな感じというのがある。米国陸軍ウエスト・ポイント士官学校の制服に使用されていたことから。
デニム
藍染した10~20番手ほどの糸を3/1で織ったツイル生地。本藍と化学藍があるが、どちらもデニム。デニムがどうして白くなるかご存知でしょうか。単に色落ちしただけではあんなに白くなりません。これはロープ染色といって、糸の外側だけを染めて中心を白で残す染色方法があります。こうして染められた糸は外側のインディゴが落ちることで中の白が出てくるため、デニムは色落ちすると白くなるのです。
カツラギ
10~20番手の3\1のものが多く、一般的なデニムと同程度の生地感でイメージするとしっくりくるはず。
3\1や2/1ってどういう意味?

こんな感じでタテ糸が何本連続して浮いているかという意味です。/や\はツイルの線の上がっている方向を意味しています。上の画像なら3本浮いて、次にヨコ糸が入っているので3\1のツイルになります。
綾目の向きは、生地の裏表を考える手がかりの1つです。生地の裏表の見分け方はこちらで、例外も含めて紹介しています。
