綿100%の服はなぜシワになる?洗濯後の対策と綿ポリの選び方
綿100%のシャツやワンピースの洗濯ジワが気になる方へ。脱水・干し方・アイロンのポイントと、これから服を作るときの綿ポリダンガリー4500の選び方を紹介します。

綿100%のシャツやワンピースは、洗濯や脱水でついた折れ目がシワとして残ることがあります。今ある服のシワを減らしたいときは、洗濯表示を確認したうえで、脱水を短めにし、終わったらすぐに形を整えて干してみてください。
これから服を作るなら、綿の風合いと洗濯後の扱いやすさを両方考えて、綿ポリも候補にできます。ここでは、手持ちの服のお手入れと、次に選ぶ生地の話を順番に紹介します。
綿100%の服にシワが残る理由
綿は水を吸うと繊維が膨らみ、糸の状態も変わります。洗濯中にもまれたり、脱水で折り重なったりしたまま乾くと、その形がシワとして残りやすくなります。
ただし、綿100%ならどれも同じ仕上がりになるわけではありません。糸の太さ、生地の厚みや織り方、仕上げ加工によって差があります。シワを抑える加工をした綿100%の生地もあるので、素材の割合だけで判断せず、商品の説明や洗濯表示も見ておくと選びやすくなります。
洗濯後のシワを減らすには
脱水を短めにし、終わったらすぐに取り出す
まずは服の洗濯表示に合うコースを選びます。家庭で洗えるシャツなら、脱水を短めにして、洗濯槽の中で折れたまま放置しないようにします。干す前に軽く振りさばき、大きなシワを伸ばしてください。
縫い目と形を整えて干す
シャツは前立て、襟、袖口、縫い目などを軽く伸ばしてから干します。Tシャツなど伸びやすい服は強く引っ張らず、元の形に整えます。乾いてから全部のシワを取ろうとするより、濡れている間に整えておくと仕上げがしやすくなります。
残ったシワは、表示に合う温度でアイロンをかける
アイロンを使える服か確認し、表示に合う温度でかけます。綿を含む服でも、ほかの繊維やプリント、装飾がある場合は扱いが異なります。素材名だけを見て高温にせず、必要に応じて当て布を使ってください。
お手入れの参考:花王「ワイシャツをシワなく洗って仕上げをラクにするには?」・花王「アイロンがけのコツ」
シーチング・ブロード・オックスは、名前だけではシワのつき方を決められません
シーチング、ブロード、オックスは生地の種類を表す名前です。同じ名前でも、綿100%か綿ポリか、どのような加工をしているかで洗濯後の状態は変わります。「オックスだからシワにならない」「シーチングだから服に使えない」とは言い切れません。
ハンドメイド用の生地を選ぶときは、作りたい形に合う厚みやハリを確かめ、そのうえで混率とお手入れ方法を見てください。ワッシャー加工のように、もともとのシワを風合いとして楽しむ選び方もあります。これはシワがつかないこととは別の特徴です。
アイロンの手間を減らしたい服には、綿ポリも候補に
綿ポリは、綿とポリエステルを組み合わせた生地です。生地のマルイシの綿ポリダンガリー4500は、綿55%・ポリエステル45%。ほどよいハリがあり、シワになりにくいことが特徴です。
生地幅は110cm、厚みは0.37mm、目付けは172g/㎡です。目付けは生地1㎡あたりの重さを表します。エプロン、スカート、パンツ、バッグや巾着など、形をある程度保ちたいものを作るときに選びやすい生地です。
一方で、やわらかく落ちる薄手のブラウスを作りたいときは、4500のハリがイメージに合わないこともあります。シワへの強さだけで決めず、作りたい服に必要なやわらかさも確かめてください。
[product:4500]
綿ポリでも、シワがつかないわけではありません
4500も、洗濯や乾燥の条件によってシワはつきます。洗濯後は形を整え、軽く張って干してください。「綿ポリならいつでもノーアイロン」とは考えず、商品ページの洗濯・乾燥後の様子も参考にしていただければと思います。
柄の生地と無地を組み合わせる場合は、両方の縮みやお手入れ方法も確認します。片方が綿ポリでも、もう片方の生地のシワや縮みまで抑えられるわけではありません。
色と手触りを確かめてから選ぶ
写真だけでは厚みやハリを判断しにくいときは、4500のサンプル帳で実物を確かめられます。手持ちの柄生地に合わせて、色味や手触りを比べてみてください。サンプル帳は色や風合いを選ぶためのものなので、完成した服の洗濯後の状態をそのまま再現するものではありません。
[product:4500-sample-book]
今ある綿の服は、まず洗濯後の整え方を見直す。次に作る服は、ほしい風合いとお手入れのしやすさから生地を選ぶ。その順番で考えると、好きな綿の風合いを楽しみながら、普段の手入れに合うものを選べます。


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